ベトナムの過保護な子育てが受け身な指示待ち人間を作る
一般的に過保護なベトナム人の親
自分家庭ではそんなことはありませんでしたが、ベトナムの多く家庭では、子供の意見や希望を、必要以上に軽視しているような話をよく聞きます。
それは子供はまだ何もわからない子供だから、親が代わりに決めてあげましょうということですね。
小さいときはそれも仕方がないでしょうが、高校生や大学生になれば、ある程度、話は違ってきます。
例えば。
多くのベトナムの家庭では、小学校、中学校はおろか、高校、大学までも、親が好きな専門・科目を選んでしまいます。
私は大学を自分で選んだので、いまの自分の仕事を満足しています。
でも、周りの知り合いや友達には、親の”希望”で本当は自分の望まない学校に通う人も多いです。
彼ら、彼女らを見たら、かわいそうになってきます。
中には、親の意見に反対し、どうしても自分が好きな専門を勉強したいと考えて話し合ったにもかかわらず、最終的には自分より親の意向を汲み、後悔している人もいます。
親は人生の先輩ですので、子供にとって何がいいかを自分のことのように考えます。
そして子供を説得しながら、最終的には親が決めてしまいます。
もしかすると、親自身ができなかったことを、子供に押し付けているのかもしれません。
しかし、子供が自分で責任を持って自分のことを決めたい時が絶対来ます。
そのときに子供に決めさせてあげないといけないと思います。
失敗しそうだと親が思ったら、アドバイスしてあげるくらいがいいです。
自分の決断の結果、失敗したとしても、いい経験です。
自分の決断なら、失敗したら、次は決める前にちゃんと結果を予想するので、しっかりした大人になると思います。
ベトナム人の親の場合は、子供が可愛らしくてなんでも決めすぎてまい、子供が成長しても主体性のない、受け身な性格になってしまいます。日本語では、「過保護」というらしいですね。
そして、「失敗しても大丈夫だよ」「失敗しても親がいるので心配しないで」という甘いことばかりを子供に言うので、子供の精神も弱くなっていきます。
逆に、親がいつまでも味方を守ってくれるという思い込みで、親がいなくなったときに、普通以上に精神的に混乱します。
親の死後は、自分の代わりに決めてくれる人いないので、自分が何もできないと考えてしまいます。
そのせいで、チャレンジしたい気持ちが弱くなり、失敗が怖くなって、自分で決めたくない子供が育ってしまいます。
私の子供はハーフになりますが、アドバイスだけならあげますが、子供が好きなことを勉強させてあげたいです。
子供の人生だから、親であってもすべてを代わりに決める権限はないです。
日本の一般的な家庭では、どうなのでしょう。
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